企業は決算をするときに1年とか半年といった会計期間全体のフローとしての損益計算書と同時に、決算時点でのストックの状態を示す貸借対照表(バランスシート)を作成します。
これは、企業がその会社の業績を示す決算書類として作成する重要な書類の一つです。

バランスシートには、資産と負債を書き出して、その差額を純資産として把握します。
左側に資産、右側に負債と純資産を書き出します。
左側と右側のそれぞれの合計金額が同じになるので、「バランス」と言うのです。

期首と期末で純資産が増加していたら、それがその期の純利益として計算されます。
家計でもバランスシートを作成してみて、自分の状況がわからなければ、資産をどう使うのか、増やすのかといった方針を立てることはできません。

 

負債とは、借り入れたものの意味です。
住宅ローンや自動車ローンは、負債の代表的なものです。
当たり前ですが、負債は返済の義務があります。
銀行預金は、皆さんから見れば資産ですが、金融機関にとっては負債となります。
言うなれば私たち預金者は、銀行にお金を貸し付けているわけで、銀行に対する債権者(法的な請求権を持つ人)の一人なのです。

負債は返さなければならないものですが、たとえば、住宅を取得するために借入れをしたという場合には、単なる借金があるという意昧ではなく、その借入れを利用して資産を取得したと読み取ることができます。
資産の増加=負債の増加、という関係になっていることがわかります。

借入制度があるからこそ、大切な財産としてのマンション購入が可能となったわけです。
3000万円を30年かかって返済するというのは、気の長い話ではありますが、3500万円のマンションがそれによって手に入り、最終的に返済が完了すれば、誰にも気兼ねなしに自由に処分できるようになります。
その意昧で、この場合の住宅ローンという負債は価値ある負債の代表格でしょう。

 

一方で、借金をしてすぐパチスロなどのギャンブルに向かう人は、あっという聞に投入した資金が枯渇してしまうことも多いでしょう。
こうした、後に資産を残さない借金というものは、当然ながら意昧のある借金とは言えません。